子ども時代の双子。＊平安時代パラレル

　「弟よ、兄はこの物体の使いどころがサッパリだ…」
　　　　　　　ご機嫌な弟と、混乱中の兄。

　
　10/18のブログに書いた兄弟ネタから、未だに抜け出せない管理人です。今日は～！
　
　薬売りさんと抜刀後の人（ハイパーとかサイヤ人etc.呼ばれている方）が双子な設定。しかも兄は薬売りさんの方だったり。このブログの方向性がいまだに分かりません。(ぇ)

　ちなみに、この設定では2人とも名無しなのですが、それじゃあ不便だ！とよく遊びに来る怪たちが勝手に薬売りさんを“白（しろ）”、ハイパーさんを“黒（くろ）”と呼びだしました。当時の怪の話しでは、2人は泣いて喜んだそうです。
　
　実際の2人は、怪'sのあまりのネーミングセンスの無さに涙した訳ですが。
　2人が“ありがためいわく”という言葉を学んだ瞬間でもありました。

　以下、おまけの話。ssというより↑の2人の会話only文。

白「何、ですか…？これは…」
黒「人形」
白「…そうですか…(いつもながら簡潔すぎな説明です、ね)
　　で、これは何で出来てるんです？」
黒「兄ぃ(にぃ)がボロボロにして着れなくなった衣で作った」
白「ボロボロに？…ぁあ、この間の薬の調合のときの、か…」
黒「死ぬかと思った」
白｢過去の失敗は忘れましょう。
　　それにしても、あなたは器用ですねぇ。…おや、この髪の部分は糸ですか？随分、芸の細かい…｣
黒「？本物だぞ？」
白「は？」
黒「兄ぃと俺の髪」
白「…こんなに髪を切った憶えは、とんとないのですが、ね？」
黒「前髪はよく切る。よって、とっておいた」
白「捨てろ」
黒「髪は呪いの媒介に使われる事があるから無闇に捨てるなと、教えたのは兄ぃだろう」
白「だからこそ、呪詛などに使われぬよう燃やせと言ったはずですが。なぜ、保存する？
　　むしろ、これ(人形)がもはや立派な呪詛用の人形だろうが！」
黒｢ム…呪具と一緒にするな。純粋な愛情しかこめていない｣
白｢それはそれで、何か変な効果がありそうでイヤ…です、ね…｣

薬売り人形「ときはなつ～～～」

白「………今、その人形がしゃべったように聴こえたのは、私の気のせい、ですか？」
黒「いや」
白「…なんで人形がしゃべるんですか！？」
黒「お腹を押すと声が出るようにしてみた」
白「してみたって、そんな簡単にいわれても」
黒「兄ぃの持っている人形は手を押すと(声が)出るぞ」(キラキラと期待を込めた眼差し)
白「……はい、はい。押せばいいんですね…
　　こう、ですか？」

ハイパー人形｢滅～～～～～～｣

白｢今ものすごく不穏な台詞を言いやがりましたが。“滅”ってなんですか、何を滅する気ですかこの人形は｣

薬売り人形｢ときはなつ～～～｣
黒｢つ～～～｣

白｢無視ですか。
　　まぁ、楽しそうでなにより…今のうちに薬の調合の研究でもしますか、ね｣

ガシッッ

白｢…動けないので、衣の裾から手を放してくれませんかね？｣
黒｢断る｣
白｢私はこれから薬の調合をするんです。あなたは人形で遊んでて下さい｣
黒｢兄ぃと遊びたい｣
白｢明るい内にやらないと、油がもったいないでしょう。終わったら一緒に遊びますから、ね？｣
黒「嫌だ。この間もそういって遊んでくれなかった」
白「この間は証拠隠滅で忙しかったんですよ。……って、……」
黒「………」
白「………」
黒「………」
白「……はぁ。
　　わかりました、こうしましょう。ちゃんと一人で待っていられたら、今夜は一緒に寝ますよ」
黒「(ピクッ)」
白｢それでいいですね？｣
黒｢…終わったら遊んでくれるんだな？｣
白｢もちろん｣
黒｢…じゃあ、ちゃんと待ってる…｣
白｢ふふ。さすが私の弟君ですね。それじゃぁ、もう泣き止んで下さい。眼が腫れたら、大変ですからね｣
黒｢ん｣
白「えらい、えらい」
黒「早めに終わらせろ」
白「はい、はい」
黒「あと、これ以上、庵(いおり)の形を変えないでくれ」
白「…はい、はい」


　妄想が過ぎました、ねorz